子供の頃、工作で使った糊。
今回のvol.26では、昭和に誕生した懐かしい糊をご紹介します。
昭和の文具
懐かしい のり
昭和に誕生した糊 イラスト画像
ipadで描きました
昭和のなつかしい糊
文房具の中では地味な存在ではありますが、とりわけ工作が多い小学生時代は糊はとても重要な文具であったな~とあらためて感じます。
特に昭和において、のりはいろいろ進化していきました。
ということで、昭和に誕生した代表的な糊を振り返りながら、ご紹介しましょう。
1952年:チューブ入りヤマト糊
チューブ入りの糊と言えば、ヤマト糊ですね。
1952年(昭和27年)に販売されました。
チューブ入り ヤマト糊
創業以来、天然系の植物性でんぷんを使用しているから、自然から生まれた地球に優しい糊です。
この糊は今でも文房具屋さんで売られているわね。
手で糊をつけるという手間があるけれども、今だファンが多いのでしょうね。
きっとそうでしょうね。
工作で糊を薄めて使う場合は、チューブ入りの糊が使いやすいです!
1958年 ボトル型のヤマト糊
チューブ糊が定番となった時代か6年後の1958年(昭和33)年にはボトル型のヤマト糊が誕生しました。
チューブ型とボトル型で好みが分かれたのでは無いでしょうか?
わたしはチューブ型でした。
道具箱におさまりやすいですものね。
わたしはボトル型。
チューブ型は、糊がはみ出したまま置いておくと蓋がカチカチになってしまった。雑なの私(笑)
それぞれの好みに合わせて、チューブ型、ボトル型どちらも便利ですよね。
1970年 コクヨ プリット (Pritt)
ヤマト糊のような手で塗る糊から、だいぶ経ちましたが1970年(昭和45年)待望のスティック糊が誕生しました。
コクヨのプリット (Pritt)です。
コクヨ プリット (Pritt) 昭和時代の画像
スティック糊は、手を汚すことが無いので、今では当たり前ですが画期的ですね。
この後、80年代には香り付きの可愛い糊が流行しました。
香り付きスティックのり
糊に色がついて、いろんな香りが楽しめました。
様々なキャラクターの絵柄がついたスティックのりも販売されており、糊が一番楽しかった時代かも?!
香り付きスティック糊は、いろいろ集めていました。
文房具屋さんや、ファンシーグッズ店に行く度にワクワクして糊コーナーを見ていた記憶があり、懐かしい~
1975年 フエキどうぶつのり
これは昔も今もみんな知っている糊ではないでしょうか。
1975年(昭和50年)に誕生しましたフエキどうぶつのり
フエキどうぶつのり
1975年の発売当初は、この犬以外にも、うさぎ、ぞうの糊があったそうですが、犬が一番人気があったようで今に至るようです。
フエキどうぶつのりに、仲間がいたとは。
ぞう、うさぎはどんな形だったのでしょうね?
フエキの犬は、キャラクターとして今でも人気よね♪
1975年 アラビックヤマト
フエキどうぶつのりと同じ年に、こちらも今でも定番のアラビックヤマトが誕生しました。
アラビックヤマト
こちらは糊がたっぷり、伸びも良く、使い勝手も抜群で、品質もいい糊のため、今でも人気ですよね。
アラビックヤマトの記事はこちら↓
糊の変遷、糊が楽しい時代
昭和に誕生した糊の歴史 イラストご紹介でした。
昭和なつかしいシリーズ
チューブ型、ボトル型、スティック型などなど。
過去の糊のイラストを描いていてあらためて感じたのは、糊って奥が深いな~ということです。