
なんと昭和元年に誕生した超ロングセラーです。
一家に一つ!夏場の必需品「ムヒ」
子供の頃から何度もお世話になっています「ムヒ」
夏になると虫に刺されることも多く、ムヒは必需品となります。
その商品名はすこぶるシンプルで、デザインもシンプル!
老若男女、どの世代も覚えやすく、親しみがある製品ですよね。
今回はそんなムヒのご紹介となります。

ムヒは、昔からデザインが変わらっていないのですよね。
シンプルで飽きが来ない、良いデザインです。
ムヒとは?
ムヒは、ご家庭の薬箱に入っている方も多いのではないでしょうか。
夏場になると毎日のように蚊に刺されるので、ムヒは必須のアイテムとなります。
ところで、ムヒを製造している会社名を皆さんは知っていますか?
ムヒを製造しているのは池田模範堂という会社が製造しており、ムヒは1926年(昭和元年)に誕生しました。

昭和元年!
ムヒは長い製品の歴史があるんですね。
ムヒというと虫さされの塗り薬のイメージがありますが、発売当初のムヒはワセリン軟膏のお薬として売られ、日本ではなく台湾で販売を開始しました。
ところが台湾の暑さでワセリンが融けてしまうという失敗経験から、開発に開発を繰り返し、虫さされのお薬であるムヒが誕生します。
ムヒが大人気となった理由
幾多にもおよんだ製品開発を経て、1931年に新処方の白いクリーム状「ムヒ」が完成!
この時に日本で初めてのチューブ入りの「ムヒ」を発売した結果、それが話題となりムヒは爆発的ヒット製品となりました。

当時はチューブ入り製品が珍しく、ムヒがチューブ型容器で登場するや話題をさらったそうですよ。
ムヒ名前の由来
ムヒという製品名は、シンプルでとても覚えやすく、親しみやすいですよね。
ところでよくよく考えてみたら、ムヒって不思議な名前ですが、その由来はなんでしょうか?

虫さされの薬なので、なにかしら虫(ムシ)が関係しているのではないかと連想する方もいるかもしれないわね。
答え:ムヒは「無比」という意味があります
●ほかに比べるものがない無比
●「天下無比」の無比
●効き目が一番優れていて他に比べるものが無い無比

ムヒ=無比には、こんな思いが込められていたとは、知りませんでした。
池田模範堂の製品の名前にこめられたその思いが素敵ですね。
製品に歴史あり!
これからもお世話になります。
ぬり薬界の超ロングセラー製品、ムヒのご紹介でした。
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