
世界初のレトルトカレーは、ボンカレーだそうです。
そんなボンカレーも50年以上ものロングセラーとなりました。
丸いデザインが特徴のロングセラー
大塚食品 ボンカレー
70年代~90年代は、レトルトカレーのCMを多く見かけたような気がします。
そう、レトルトカレーは日本の食卓に欠かせない商品へと成長していきました。
昭和のボンカレー イラスト画像

ボンカレーと言えば、中心から丸が広がるデザインが特徴ですね。
このデザインを見るとカレーが食べたくなっちゃいます♪
ボンカレーとは
ボンカレーは、1968年(昭和43年)より大塚食品が発売するレトルトカレーの商品名で、世界初の市販用レトルトカレーとしてデビューして以来、現在も販売されている超ロングセラーです。
発売当時の価格は80円だったそうです。

世界初のレトルトカレーがボンカレーだったとは知りませんでした。
素晴らしい!
発売当時の宣伝は「3分温めるだけですぐ食べられる」と、手間のかかるカレーが3分?!で食べられることも話題となったようです。
昭和のボンカレーのパッケージ
当時は牛肉がたいへん高価だった時代。
そんな中、ボンカレーは牛肉100%にこだわり「牛肉・野菜入り」を実現させたため、消費者には夢のような贅沢なカレーでもあったようです。

3分で出来上がり、牛肉も入っている♪
当時としては、革新的な商品デビューだったでしょうね。

レトルトカレーという発想すら無い時代でしたものね。
あっという間に人気を博したボンカレーは、1973年(昭和48年)には年間販売数量1億食の記録をだしました。
ボンカレー名前とデザインの由来

そういえばボンカレーって、よくよく考えたら不思議なネーミングだけれども、その名前の由来は何かしら?
ボンカレーの商品名の由来は、フランス語の形容詞 “bon” からきております。
“bon” は「良い(優れた)、おいしい」という意味があり、ここに“curry”をつけてボンカレー bon curryという名前となりました。
パッケージのイラストデザインには「おいしさ三重丸」という意味が込められているようです。
ボンカレーのCMには、当時現役だった巨人の王選手を起用したため、昭和当時のデザインは野球のボールという印象が残っています。

ボンカレーと言えば、王貞治さん。
野球イメージがあるカレーです。
ボンカレー VS ククレカラーの時代
レトルトカレーと言えば、ボンカレーかククレカレーどちらか二択!そんな時代がありました。
「おせちもいいけど、カレーもね!」で、お正月におせち料理に飽きたころには、はカレーを食べようというハウス食品のマーケティングは秀逸で、ククレカレーも大人気レトルトカレーと成長していきました。
昭和のハウス ククレカレー イラスト画像


女性はどちらかと言うと、ククレカレー派。
男性はボンカレー派と男女で好みが分かれたような記憶があります。

男女で好みが変わるカレー!
面白い!
レトルトカレーの立役者
大塚食品 ボンカレーのご紹介でした。
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