100年以上の歴史ある老舗のお菓子製造会社がまた1つ消えてしまいます。コーラキャンデーでお馴染みのアメハマ製菓さんが2021年4月末で廃業となります。
駄菓子屋さんでは必須の飴でした
アメハマ製菓 コーラキャンデー
子どもの頃、駄菓子屋さんでアレコレお菓子を選ぶのは楽しいですが、そんな中でこれはいつも買っちゃう!という定番製品がありませんでしたか?
私はその1つがアメハマ製菓のコーラキャンデーでした。
アメハマ製菓 10円駄菓子 コーラキャンデー イラスト画像
真っ赤で大きなコーラキャンデー。
お口に入れると、口いっぱいになる大きな飴でした。
アメハマ キャンディとは
アメハマ製菓は、1910年(明治43年)に創立した超老舗の製菓会社。
スタートは明治時代となり、大正、昭和、平成、令和と5つの時代で製品を提供してくれていたと思うと、すごいことですね。
アメハマ製菓の代表的なものは、駄菓子屋でよく見られた透明ケースに入った飴などで、コーラキャンデー、ソーダキャンデーは当たりくじ付きで、子供の頃に馴染みがあった方も多いことでしょう。
飴は1つ10円で当たりくじ付きでしたね。
コーラキャンデーは、ケースから飴をとりだして買っていたのが懐かしいです。
キャンディーでは無く、キャンデーと書かれているのが歴史を感じるわね。
おぉ~!子供の頃、お世話になっていましたが、気づきませんでした~
駄菓子屋さんに行くとコーラキャンデーは必ず買っていました。
コーラ味が大好きで、これがなければ!(笑)
アメハマ製菓2021年4月末に廃業
そんな子どもの頃から馴染みあったアメハマ製菓の飴ですが、
なんと2021年4月末を持って廃業されるとの告知がありました。
廃業される理由は以下のとおりとなっております。
(1)世界各地では、コロナウイルスによる未曽有の災難が発生し、今後はより厳しい経営環境になることは明らかであること
(2)高コスト体質の生産体制を続けてしまったこと
(3)製品も競争激化の波にさらされる中、製品の多様化に追いつけなかったこと
(4)旧来の取引条件や売価の抑制という大きな壁に阻まれてしまい納品価格の交渉が難しいこと
(5)原材料費が上昇していること
(6)旧来的な製造方法と市場売価による収益構造が成立していないこと
(7)設備が老朽化しており、新規設備投資が必須なこと
〔引用〕アメハマ製菓公式発表
アメハマ製菓さんの発表には、会社の正直な状況が記載されており、世の中の環境変化に拠るものも多く、なかなか自社では突破できないご事情が涙ぐましいです・・・
コロナの要因も大きくあると思われますが、様々な課題を抱えられており、会社としては大変な状況が長く続いていたことでしょう。
アメハマ製菓さんの廃業発表には、SNSでも悲しむ声が続々と。
買うものがあり セリアに寄ったら
今月で 消える #アメハマ の
「いちごミルク」「レモンミルク」が手に入る
最後に一つだったみたいだ
東海地区の老舗が消えるのは寂しい
味わって舐めようと思う
(袋と包みは 記録に残す)
ありがとう アメハマ製菓さん#愛知県 #一宮市 #キャンディ pic.twitter.com/cXTidr4wv6— 昔-64(mukashi64改め) (@mukashi64) March 2, 2021
これはちょっとショック…思い出深いキャンディがなくなっちゃうなんて…😭https://t.co/805OKqoPAG
— tt_toshi1000 (@tt_toshi1000) February 28, 2021
いちごキャンディは、パッケージの見た目が似ているためサクマ製菓のいちごミルクと間違えられる方もいますが、サクマ製菓は無くなりません。
2021年4月末、老舗企業の幕をしめるその日、最後に会社の電気を消されることを想像するだけで会社の皆様のお気持ち、悲しい限りです。
消費者としても、また日本の大切な文化が消える思いです。
またいつか復活の日が来ますように。
アメハマ製菓さん、今までありがとう!
昭和なつかしい飴・キャンディ