同じ時期に販売された「ラッコの親子」というチョコスナック菓子もありました。
昭和のラッコブームに登場した
ロッテ「ラッコの親子」
ロッテから発売されていた「ラッコの親子」を覚えている方はいらっしゃるでしょうか?
こちらの赤いパッケージのチョコスナック菓子です。
昭和当時のロッテ ラッコの親子イラスト
「ラッコの親子」懐かしい!
すぐに無くなってしまったので、覚えている人は少ないかもしれませんね。
ラッコの親子とは
「ラッコの親子」は、1985年にロッテから発売されたチョコスナック菓子で、当時の価格は100円でした。
「ラッコの親子」は「コアラのマーチ」と同じくラッコの絵がプリントされたビスケットの中にチョコレートが詰まったチョコスナック菓子でありました。
「コアラのマーチ」は丸っこくて、
「ラッコの親子」は細長いのね。
言われてみればそうですね。
ラッコの体は細長いですものね。
「ラッコの親子」は、「コアラのマーチ」と同じで、サクサク食感のおいしいチョコスナック菓子でした。
日の目を見なかった「ラッコの親子」
ラッコの親子のパッケージは、赤い背景に可愛いラッコの絵が描かれたほのぼのとした可愛いデザインでした。今あらためて見るとペンギンやイルカなどラッコ以外のディテールも細かく描かれて凝っています。
ロッテのチョコスナック菓子といえば「コアラのマーチ」が有名ですが、もしかしたら「ラッコの親子」の方がロングセラー製品になっていたかもしれません。
コアラが先か?ラッコが先か?
ここに命運がありました。
というのも、コアラのマーチが発売されたのが1984年のことでした。
ちょうど日本でコアラブームが起きた年だったのです。
コアラブーム覚えているわ~
当時、ほとんどの日本人がコアラという動物がいることをこの時初めて知ったのよね。
わたしもコアラの可愛さに夢中になりました♪
昭和のロッテ 動物マーケティングがすごい!
1984年のコアラブームに発売された「コアラのマーチ」は、大ヒット商品となりました。
これには逸話があり、1984年10月にコアラがオーストラリアから日本に初めて贈られてくる情報をロッテが独自ルートで事前にキャッチしており「これはイケる!」と、それに合わせて「コアラのマーチ」を開発・発売しそれが当たったのでした。
ロッテの開発者は、1972年にパンダが初来日した時と同じようなコアラブームが日本にくると確信したみたいですね。
歴史から学んでいたのね。
素晴らしい!
「コアラのマーチ」は、狙ったとおり、めでたくヒット商品となりましたが、
ところがです・・・
ラッコです・・・(泣)
ラッコは、日本の国内施設で1982年から飼育が始まり、鳥羽水族館が1984年に国内の水族館で初めて赤ちゃんを誕生させたのを機にラッコブームが起こりました。
そんな中、発売されたのが「ラッコの親子」でしたが、これは思惑通りにいかずヒット商品とはなりませんでした。
コアラ、ラッコと立て続けにブームがきたけれども、お菓子界では両方とはいかなかったみたいね(汗)
残念ながらすぐに終売してしまった「ラッコの親子」ですが、そんな商品があったことはここで記録いたしました。
またいつか復活してくれる日があるといいですね。
昭和のロッテ 「ラッコの親子」のご紹介でした。
ロッテの懐かしいお菓子