果汁50%だったのに、ライバル製品のキリンオレンジエード、バヤリースなどの果汁10%ブームで日の目を見られなかったサントリーオレンジです。お中元、お歳暮では見かけましたね。
懐かしい昭和のオレンジジュース
サントリー オレンジ
サントリーオレンジ 昭和当時の製品画像
ipadで描きました
サントリーオレンジとは
サントリーオレンジは、1974年にサントリーから販売されていたオレンジジュースでした。
サントリーオレンジが発売されたその2年後の1976年には、サントリーオレンジエードが発売されました。
サントリー オレンジエード 昭和当時の製品画像
サントリーオレンジが、果汁50%
サントリーオレンジエードが、果汁10%
果汁を比較したら、サントリーオレンジの方が濃いめでリッチだったのですが、
時はオレンジジュース戦争?
いえ、果汁10%戦争?・・・と言っても良いかもしれません。
サントリーのライバルである、キリンオレンジエードが昭和のオレンジジュース界隈をブイブイ言わせていました(笑)
キリン オレンジエード 昭和時代の製品画像
ちなみにキリン オレンジエードは果汁10%でした。
もう一つのライバルが、アサヒ飲料のバヤリースです。
こちらも果汁10%です。
果汁10%戦争の中で出遅れたサントリーとしては、キリンオレンジの50%よりも、10%果汁オレンジジュースを出さねば!と思ったか・・・思わなかったとは置いておいて、サントリーオレンジエードが誕生したのでした。
しかし、時は遅し・・・
キリンオレンジエードとバヤリースのオレンジジュース界のドンたちにはかなわず、サントリーオレンジエードは・・・密やかにいなくなりました。
そして、果汁50%のサントリーオレンジもいつの間にか、いなくなりました・・・(泣)
昭和において果汁50%ジュースが大きな日の目を見なかったのは残念な限りです。
果汁10%と言えば現代では、どちらかと敬遠されそうですが、昭和時代は果汁10%が人気だったんですよね。時代によって背景が違うのは面白いことです。しかし、キリンオレンジはその後、ヒット商品となったサントリーなっちゃんにオレンジジュースの王者を引き継ぎました。
昭和のなつかしいオレンジジュース
サントリー オレンジのご紹介でした。
サントリーのなつかしい製品
缶の上部にあるSのマークがぐるぐるしたものです(笑)
昭和時代は、これがサントリーだったのです。