烏龍茶と言えば茶色のイメージですが、キリンの鳳凰が販売された時は、白い缶で「おぉ!」とインパクトありました。
白い缶のウーロン茶がインパクトありました
キリン 鳳凰
キリン 烏龍茶 鳳凰 イラスト画像
ipadで描きました
烏龍茶 鳳凰とは
鳳凰は、1993年(平成5年)にキリンビバレッジから販売されていた烏龍茶です。
烏龍茶と言えば、なんと言ってもサントリー!
1981年サントリー烏龍茶が誕生して以来、サントリーが一強で烏龍茶を販売していたのですが、そこに対抗すべくキリンが渾身こめて開発・販売したのがキリンの烏龍茶の鳳凰でした。
キリン鳳凰のデザイン・味
サントリーの烏龍茶が茶色ベースの缶であったのに対し、キリンの鳳凰は白い缶。
鳳凰というその名の通り高貴で気品ある印象で、日本人の烏龍茶のイメージを払拭させたデザイン缶。
これはインパクトがありました。
烏龍茶なのに白い缶?
それだけでインパクトがあり、鳳凰の登場は印象に残っています。
こういうのを常識を覆すというのよね。
烏龍茶で白って、キリンの開発考えた人すごいわ。
キリンの鳳凰の販売戦略の上手さは缶デザインだけでは無く、まだまだあります。
烏龍茶といえば、ちょっと渋みやえぐみがあるお茶ですが、
だんぜんスッキリが新しい。
こんなキャッチの元、渋みを抑え、飲みやすくした烏龍茶が鳳凰でした。
渋い烏龍茶をすっきりしとした飲み心地にし、飲みやすい飲料として常識を覆そうとしたのもスゴイですね。
キリン鳳凰のプロモーション
製品のデザイン・味ときたら、次はプロモーションです。
鳳凰のCMには、当時ドラマの影響で女優として人気絶好調であった野際陽子さん、鈴木保奈美さんを嫁姑の役で起用しCMも話題となりました。
キリン 鳳凰CM
そんな中、鳳凰のCMコンセプトも嫁姑でクラインクインしたのでした。
野際陽子さんと言えば、もうこの頃には、怖い姑という印象だったので、鳳凰のCMでも嫁姑の間でなにか起きる!とみんなが釘付けだったわよね。
ということでキリンの鳳凰は大ヒット製品となったのでした。
烏龍茶ブームの終焉
しかし、そのブームも長くは続かず・・・
烏龍茶の売り上げは、2002年頃から緑茶に抑えらえれ、短い烏龍茶ブームは幕を閉じ、鳳凰も終売となりました。
茶飲料の売り上げ推移
グラフ引用:wikipedia
緑茶時代は、急にやってきて、一気に市場拡大しましたね。
鳳凰は終売しましたが、2005年に鳳凰を継承したキリン烏龍茶 極烏(ごくう)が発売され、現在に至ります。
キリン 極鳥
キリン極鳥は、地味だけれども2005年から販売されていますので、何気にロングセラーです。
しかし、見た目はオーソドックスな烏龍茶の茶色のパッケージになっています(苦笑)
実際の消費者の販売行動を見ていくと、やはり原点に戻っていくものでしょうかね。
(現在は終売しています)
美しくインパクトあった平成の烏龍茶
キリン 鳳凰のご紹介でした。
キリン懐かしい飲料